KENT(FORD製)の1,500ccが載ってたはずのエンジンルームには、ロータスツインカム（たぶん1,800ccくらい）が鎮座しておりました。馬力不明、とにかく狂暴。

ウェバーサイドドラフト45 ２基、レーシングカム、ドライサンプ化、86用ブレーキ、その他書ききれないほどのカスタムで、ナンバープレートが付いているのが不自然なほど。

そして、こいつはなかなかエンジンがかからない。

夏場でも２～３セット目のプラグでやっとこさ目覚める神経質ぶり。

暖気のためにレーシングすれば住宅街にウルトラ爆音が響き渡る。

動きの渋いクラッチを恐る恐るミートして慎重に走り出すが緊張感は半端ない。

不用意に踏み込めば２速でも３速でもホイールスピンして暴れまくるリア。

トラクションコントロールなど付いていないから、ステアリング操作だけでケツフリをなんとかしながら猛烈に加速する様は狂気そのもの。

快適性？

こんなに小さく低い車どうやって乗り降りすんの？

クーラーもヒーターもなし、内張りさえない。

窓は透明なプラスチックで開閉できないから、春になったら窓を取り外して乗るんだよ。

爆音と超超不快な振動で走ってる間は会話は無理だね。

そうそう、消火器も積んどかないと燃えやすいからね。

200km以上は出そうだが、100kmでも怖すぎて踏み込めない。

そのおバカ度と不快指数は、あのロータスヨーロッパを凌ぐ。

30分も走ればもうおなかいっぱい。

CARLIFE